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突然のお腹の痛みや吐き気…それ、「腸閉塞」かもしれません

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2025年7月19日

突然のお腹の痛みや吐き気…それ、「腸閉塞」かもしれません

「お腹が張って苦しい…」
「食べ物が戻ってきて吐いてしまう」
「便やガスがまったく出ない」
このような症状が急に現れた場合、「腸閉塞(ちょうへいそく)」の可能性があります。
放置すると腸が壊死し、命に関わる重篤な状態に陥ることもあります。

◆ 腸閉塞とは?


腸閉塞とは、腸のどこかで通過障害が起こり、内容物(食べ物や腸液、ガスなど)が先に進めなくなってしまう状態です。腸の動きそのものが止まる「麻痺性イレウス」と、物理的に詰まる「機械的イレウス」の2つに分類されます。

◆ こんな症状があれば注意!


お腹の張り(膨満感)
吐き気・嘔吐(特に食後すぐ)
排便・排ガスが止まる
激しい腹痛(周期的な波があることも)
腸の動きがゴロゴロと聞こえた後、急に静かになる
これらの症状がある場合、すぐに医療機関を受診することが大切です。特に過去に開腹手術歴がある方は、腸の癒着によって腸閉塞を起こすことがあります。

◆ 診断には画像検査が重要です


腸閉塞の診断には、腹部X線やCT検査、超音波検査などが有用です。
特に腹部CTでは、どこに閉塞があるか確認できます。
血液検査や画像検査を組み合わせ腸閉塞のタイプや緊急度を的確に判断し、治療方針を決定します。

◆ 治療法は?


保存的治療(手術なし)
 → 点滴での水分補給、絶食、腸の減圧処置(チューブを入れてガスを抜く)など。軽症例ではこれで回復します。
外科的治療(手術)
 → 腸の壊死や穿孔(穴あき)が疑われる場合、速やかに手術が必要となります。

◆ こんなときは迷わず受診を!


急にお腹が痛くなり、吐き気や嘔吐を伴う
お腹がパンパンに張っているのに、便もガスも出ない
手術歴がある人で、繰り返し腹部症状が出る
腸閉塞は早期対応が予後を大きく左右します
「なんとなくお腹の調子が悪い」と感じても、症状が続く場合は早めにご相談ください。

◆ メッセージ


腸閉塞は緊急対応が必要な急性疾患ですが、適切な診断と治療により回復できる病態です
当院では、必要に応じて血液検査CT検査などを組み合わせて診断し、連携医療機関への紹介を行っております。
気になる症状があれば、ぜひ一度ご相談ください。

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