2025年7月05日

「みぞおちがシクシク痛む」
「おへその下がズーンと重い」
「お腹が張って、痛みが続いている」
腹痛は日常でよくある症状のひとつですが、その裏に深刻な病気が隠れていることもあります。
自己判断で市販薬に頼ったり我慢してしまう前に、医療機関での評価が大切です。
◆ 腹痛の場所で疑われる病気が変わります
腹痛とひとことで言っても、痛みの「場所」や「性質」によって、疑われる病気が異なります。
みぞおちの痛み:
胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、膵炎、心筋梗塞など
特に最近はコロナ後遺症で胃腸の不調が続く方も増えています。
右上腹部の痛み:
胆石症、胆のう炎、肝炎など
下腹部の痛み:
過敏性腸症候群、便秘、虫垂炎、大腸憩室炎、婦人科疾患など
女性では月経周期との関連や更年期症状との鑑別も必要です。
◆ 最近増えている「ストレス性腹痛」「機能性ディスペプシア」
忙しさや不安、暑さによる睡眠不足、長引くマスク生活による自律神経の乱れなど、
現代特有のストレスも腹痛の大きな要因になっています。
食後すぐにお腹が張る、胃がもたれる
空腹時にチクチク痛むけれど、検査では異常なし
お腹の痛みが続くのに、下痢や便秘はない
このような場合、機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群(IBS)といった、
内視鏡検査で異常が出にくい疾患が隠れている可能性もあります。
◆ 胃カメラ・大腸カメラで、原因を「見える化」できます
当院では、腹痛の原因を明らかにするために、必要に応じて以下の検査を行っています。
上部内視鏡検査(胃カメラ)
胃炎・潰瘍・逆流性食道炎・胃がんなどを直接確認できます。
下部内視鏡検査(大腸カメラ)
大腸ポリープ・炎症性腸疾患・大腸がん・憩室炎などを評価します。
血液検査・超音波検査
炎症や内臓の異常、感染症の有無を確認します。
痛みが軽いからといって「放っておいていい腹痛」ではありません。
特に2週間以上続く腹痛、夜間に目が覚めるような痛み、体重減少を伴う場合は早期受診が重要です。
◆ お腹の痛みは「内視鏡で診る時代」へ
原因が分からないまま市販薬でやり過ごすより、
「一度しっかり調べて安心したい」という方が増えています。
◎ 当院の検査の特長
- すべての内視鏡検査は、麻酔科標榜医であり消化器内視鏡専門医の院長が全例を担当
高水準の技術と経験で、苦痛の少ない・安全な検査をご提供します。 - 鎮静剤を使用した「眠っている間に終わる検査」も可能
初めての方や不安のある方でも安心して受けていただけます。 - 前処置(下剤)は「院内」でも「ご自宅」でも選択可能
生活スタイルに合わせた柔軟な対応が可能です。 - 検査後のフォローアップも院長が責任をもって実施
結果説明や今後の治療方針まで一貫して対応します。
「最近お腹の調子がおかしい」
「胃腸が弱くなった気がする」
“見えない痛み”を“見える検査”で明らかにするお手伝いをいたします。
ぜひ当院までお気軽にご相談ください!