2025年7月07日

「食後にお腹が張って苦しい」
「ガスが溜まって不快感が続く」
「げっぷがよく出るようになった」
このような症状、年齢やストレスのせいと思って放置していませんか?
実はその不調の裏に、消化器の病気や胃腸の機能異常が隠れていることがあります。
◆ 「腹部膨満」と「げっぷ」の原因は?
腹部膨満感(お腹が張る感覚)やげっぷの原因は多岐にわたります。
代表的な原因としては以下のようなものがあります。
機能性ディスペプシア(FD)
胃の運動や消化の働きに異常があることで、食後のもたれ・げっぷ・膨満感などが起きる病気です。特に中高年に多くみられます。
胃食道逆流症(GERD)
胃酸が食道に逆流し、げっぷ・胸やけ・のどの違和感を引き起こします。
過敏性腸症候群(IBS)
腹痛やガスの排出異常、便通異常が見られ、腹部膨満の原因になります。
消化管通過障害や腫瘍
重篤な場合は消化管狭窄・胃がん・大腸がんなどの器質的疾患が背景にあることもあります。
◆ まずは内視鏡で原因をチェック
当院では、上部内視鏡検査(胃カメラ)や腹部エコー・CTなどを用いて、膨満感やげっぷの原因を的確に評価します。
✅胃の中に食物が長く停滞していないか?
✅胃酸の逆流がないか?
✅食道や胃に狭窄や腫瘍がないか?
✅腹水や腸閉塞などの異常がないか?
こうした評価をすることで、原因に応じた適切な治療が可能になります。
◆ 放っておくと悪化することも
「いつものこと」「年齢のせい」と思って放置していると、慢性的な胃の不調や栄養吸収障害につながることも。
特に以下のような症状がある方は、早めの受診をおすすめします:
食後すぐにお腹が苦しくなる
空腹時でもお腹が張ってつらい
げっぷやガスの量が異常に多い
お腹の張りが数日以上続いている
痩せてきた/便秘や下痢を繰り返す
◆ 「スッキリしないお腹」、まずはご相談を
当院では、消化器内視鏡専門医が一人ひとりの症状に寄り添いながら、必要な検査・治療を丁寧にご提案いたします。
つらいお腹の張りやげっぷでお悩みの方、
お気軽にご相談ください!