「盲腸」とも呼ばれる急性虫垂炎について|よしはら内科・内視鏡クリニック|石橋阪大前駅 最寄り

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「盲腸」とも呼ばれる急性虫垂炎について

「盲腸」とも呼ばれる急性虫垂炎について|よしはら内科・内視鏡クリニック|石橋阪大前駅 最寄り

2025年8月01日

「盲腸」とも呼ばれる急性虫垂炎について

「右下腹部がズキズキ痛む」「吐き気や食欲不振がある」
そんな症状、実は虫垂炎(いわゆる“盲腸”)かもしれません。
虫垂炎は、放置すると炎症が進行するので、早期の診断と治療が重要です。

◆ 虫垂炎ってどんな病気?

虫垂は、盲腸の先にある細長い袋状の臓器(通常6〜10cm)です。
この虫垂が糞石(虫垂結石)やリンパ組織などで閉塞すると、中にたまった分泌液や細菌により炎症が起こります。これが急性虫垂炎です。
炎症が進むと、壊死や穿孔(穴があくこと)を起こし、重い合併症を引き起こすおそれがあります。

◆ 典型的な症状

虫垂炎は、比較的一定の流れで症状が進行することが特徴です。
みぞおちやおへそ周辺の痛み・不快感(心窩部痛)
吐き気・嘔吐・食欲不振
右下腹部への痛みの移動と圧痛
発熱(37〜38℃程度)
白血球増加(血液検査で確認)

◆ 診断には画像検査が重要です

虫垂炎は、問診や身体所見に加えて、画像検査(CTや超音波)による診断が不可欠です。

当院では、血液検査の結果も当日中に判明します。

◆ 治療の基本は「手術」ですが…

虫垂炎の治療は外科的切除(虫垂切除術)が基本です。
軽症例では、抗菌薬のみで治療することもあります。
ただし、再発リスクがあるため、後日あらためて手術を行うケースもあります。

◆ 放置すると危険な病気です

虫垂炎は時間とともに進行し、状態が悪化することもある病気です。
特に高齢者や糖尿病の方では、症状がはっきり出にくく見逃されやすい
「ただの腹痛だと思っていたら緊急手術が必要だった…」ということも珍しくありません。

◆ こんな症状があれば、すぐにご相談ください!

おなかが痛い(特に右下腹部)
吐き気や食欲不振がある
おなかを押すと痛いところがある
37〜38℃程度の発熱がある

これらの症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、画像検査を受けましょう。

◆ メッセージ

虫垂炎は日常診療でもよく見られる疾患ですが、迅速な判断が必要な病気です。
症状がはっきりしない場合でも、少しでも違和感があれば迷わずご相談ください。状況に応じて、連携医療機関などへご紹介いたします。

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