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「飲み込みづらい」「喉がしみる」それ、食道カンジダかもしれません

「飲み込みづらい」「喉がしみる」それ、食道カンジダかもしれません|よしはら内科・内視鏡クリニック|石橋阪大前駅 最寄り

2025年7月26日

「飲み込みづらい」「喉がしみる」それ、食道カンジダかもしれません

「なんだか最近、食べ物が飲み込みにくい…」
「喉の奥がヒリヒリする…」
そんな症状が続いている方は、食道カンジダという病気の可能性があります。

◆ 食道カンジダってどんな病気?


カンジダ菌は、もともと私たちの口や喉にも存在する常在菌(共生菌)ですが、免疫力が低下したときに増殖し、食道に白いカビのような斑点を作る病気が「食道カンジダ症」です。

◆ こんな方は要注意!


食道カンジダは、次のような免疫力が低下した方に多く見られます
高齢の方
糖尿病をお持ちの方
がんやステロイド治療中の方
抗生剤や抗真菌薬を長期使用している方
HIVウイルス感染者(重度の場合)
症状が軽い場合もありますが、重症の食道カンジダが発見されたときには、背景に別の病気が隠れていることもあるため、注意が必要です。

◆ 症状は?


飲み込むときに痛みがある(嚥下痛)
食べ物や水分が通りにくい(嚥下障害)
胸やけ、胸の違和感
無症状のこともあります(健診で偶然見つかることも)
▶「のどの奥がヒリヒリする」「おかゆや水ですらしみる」などの症状が続く場合は、早めの受診をおすすめします。

◆ 食道内視鏡でのグレード分類(内視鏡検査で確認できます)


内視鏡検査では、食道粘膜に白いカビ状の斑点やびらん、潰瘍が確認されます。
重症度によって、GradeⅠ~Ⅴに分類されます。
※Grade IV~Vでは、HIVなどの免疫不全状態の可能性も念頭に置く必要があります。

◆ 診断と治療


内視鏡検査(胃カメラ)で診断できます。
目で見て典型的な所見があれば診断可能ですが、必要に応じて組織検査(生検)
を行うこともあります。
治療は、抗真菌薬の内服が一般的です。
軽症なら数日〜1週間程度で症状は改善することが多く、早期発見・早期治療が大切です。

◆ メッセージ:こんな症状があれば、ご相談ください


✅ 飲み込み時の違和感や痛みがある
✅ のどがヒリヒリする、しみる
✅ 食事がしづらい
✅ 胸の奥に不快感がある


食道カンジダは、内視鏡で簡単に診断でき、治療すれば改善する病気です。
ただし、背景に体の抵抗力の低下があることも多いため、早めの検査・診断が非常に重要です。
「なんとなく飲みにくい」「しみる気がする」などのちょっとした異変でも、お気軽に当院までご相談ください。

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