その腹痛、もしかすると「膵炎」かもしれません|よしはら内科・内視鏡クリニック|石橋阪大前駅 最寄り

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その腹痛、もしかすると「膵炎」かもしれません

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2025年8月05日

その腹痛、もしかすると「膵炎」かもしれません

「みぞおちあたりが急に強く痛んできた」「背中に響くような痛みがある」
そんな症状が出たら、急性膵炎の可能性があります。
膵臓は胃の奥にある臓器で、消化液(膵液)を作る大切な働きを担っています。しかし、この膵液が何らかの原因で自分自身の膵臓を消化してしまう――そんな怖い現象が急性膵炎です。

◆ 急性膵炎ってどんな病気?


急性膵炎とは、膵臓に急な炎症が起こり、激しい腹痛や背部痛、発熱、吐き気などを引き起こす病気です。原因として多いのは以下の2つです。
アルコールの多飲
胆石(特に女性に多い)
発症の10〜20%は中等症~重症化することがあり、重症の場合の致死率は20〜30%にもなるため、早期診断と治療が非常に重要です。

◆ こんな症状はありませんか?


以下のような症状があれば、すぐにご相談ください。


みぞおちや背中にかけての急激な強い痛み
吐き気や嘔吐、食欲不振
発熱、脈が速い、呼吸が苦しい感じ
お腹を押すと強く痛む(圧痛)


これらは膵炎の典型的な症状です。なかには「痛みの少ない膵炎」や、「CTに写らない膵炎」、「Amylase(膵酵素)が上がらない膵炎」もあり、診断が難しいケースもあります。

◆ 急性膵炎の診断はどうするの?


診断には次の3つのうち、2項目以上を満たすことが目安です。
上腹部の急性腹痛と圧痛
血液や尿中で膵酵素(アミラーゼなど)が上昇している
画像検査(超音波・CT)で膵臓に炎症が見られる
また、当院では必要に応じて内視鏡検査等も併用し、他の腹部疾患(胃潰瘍、胆嚢炎など)との鑑別も行います。

◆ 早期診断、早期治療が大切です


膵炎は軽症でも油断できません。初期の症状が軽くても、数日以内に急速に悪化することがあるため、早期の診断・治療が極めて重要です。
当院では、必要に応じて血液検査、腹部超音波検査、腹部CT検査、内視鏡検査を行い、疑わしきは速やかに連携医療機関などへのご紹介を行います。

◆ メッセージ:早めの受診がカギです


「ただの胃痛かな?」と我慢していると、膵炎が重症化し命に関わることもあります。
とくに、飲酒の習慣がある方や胆石を指摘されたことがある方は注意が必要です。
気になる症状がある場合は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。

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