2025年6月01日

〜安心して検査を受けていただくために〜
内視鏡検査と聞くと、「苦しそう」「痛そう」といった不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
当院では、できる限り楽に、そして安全に検査を受けていただくために、**麻酔(鎮静)**を使用した検査を行っています。
麻酔の役割とは?
麻酔といっても、手術のように意識を完全に失うわけではありません。
内視鏡検査で使用するのは、**ウトウトと眠っているような状態にする「鎮静薬」や「鎮痛薬」**です。これにより、検査中の苦痛や不快感を大きく和らげることができます。
また、検査中に何か体調の変化が起きた場合でも、すぐに対応できるよう体制を整えています。特に麻酔に関しては、安全に最大限配慮しながら使用しています。
ご高齢の方や持病のある方へ
年齢を重ねると、心臓や肺、肝臓、腎臓などに慢性的な疾患をお持ちの方も増えてきます。
たとえば、
- 心臓に持病がある方では、痛みや緊張によって心拍数や血圧が大きく変動することがあります。
- 肺に病気のある方では、鎮静によって呼吸が浅くなったり、無呼吸になることもあります。
- 肝臓や腎臓に障害がある場合、麻酔薬が体内に長く残ることもあります。
こうしたリスクを事前に把握し、一人ひとりの体の状態に合わせた安全な麻酔の計画を立てることがとても大切です。
安心してご相談ください
当院では、麻酔に関する専門的な知識を持った医師が、事前にしっかりと体調やお薬の状況を確認し、最適な方法をご提案しています。
「麻酔が心配」「持病があるけど大丈夫かな」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
患者さんにとって、少しでも不安なく、安心して検査を受けていただけるよう、私たちは万全の準備を整えております。