幸せホルモン「セロトニン」の約9割は腸でつくられている!?|よしはら内科・内視鏡クリニック|石橋阪大前駅 最寄り

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幸せホルモン「セロトニン」の約9割は腸でつくられている!?

幸せホルモン「セロトニン」の約9割は腸でつくられている!?|よしはら内科・内視鏡クリニック|石橋阪大前駅 最寄り

2025年7月09日


――腸内環境と“こころ”の健康の深い関係――
「最近なんだか気分が落ち込みやすい…」
「眠れない、イライラする、やる気が出ない…」
そんな心の不調を感じるとき、実は「腸」の状態が大きく関係しているかもしれません。


■ セロトニンとは?


セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれる神経伝達物質のひとつで、心のバランスを整えたり、睡眠や自律神経の調整、痛みの抑制などに関わっています。不安感やイライラ、抑うつ状態の軽減にも深く関わっており、心の安定に欠かせない存在です。


■ 実はセロトニンの約90%は腸でつくられている!


セロトニンは「脳」で働くイメージが強いかもしれませんが、実は体内に存在するセロトニンの約90%は、「小腸の粘膜」で産生されています。
残りの8%が血液中の血小板、2%が脳内です。
つまり、腸の健康は“こころ”の健康にもつながっているということ。腸内環境が乱れることで、セロトニンの生成や働きに影響を及ぼし、メンタル面にも不調をきたす可能性があるのです。


■ 腸内環境を整えることが「気分の安定」に


腸内には100兆個以上の腸内細菌が生息しており、そのバランスが「腸内フローラ」と呼ばれます。このバランスが崩れると、便秘や下痢だけでなく、セロトニンの生成にも悪影響を及ぼすと考えられています。
セロトニンの原料である「トリプトファン」は食事から摂取され、腸内で代謝されて吸収されます。そのため、バランスの良い食事、発酵食品、適度な運動、ストレスの軽減などが非常に大切です。


■ 消化器内科としてできること


当院では、内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を通じて腸の状態を直接確認することができます。慢性的な腹部症状、便通異常、腸内の炎症やポリープなどを早期に見つけ、適切に対応することは、身体の健康だけでなく、精神的な安定にもつながります。


■ 最後に


腸は「第二の脳」とも呼ばれ、心と密接に関わっています。なんとなく気分が優れない、体調が不安定…そんなときは、腸の状態を見直してみませんか?
当院では、胃腸の専門医があなたの“腸と心の健康”をサポートいたします。

どうぞお気軽にご相談ください。

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