2025年8月02日

こんな症状、ありませんか?
食べ物や飲み物を飲み込むと、胸のあたりでつかえる感じがする
食後に胸やみぞおちが重い、痛い
飲んだものが口に戻ってくることがある
だんだん食べづらくなってきて、体重が減ってきた
「年齢のせいかな」「ストレスかな」と思って放置していませんか?
これ、食道アカラシアという病気の可能性があります。
食道アカラシアとは?
食道アカラシアは、食べ物を胃に送る部分(食道の出口)がうまく開かなくなる病気です。
そのせいで、食べ物や飲み物が食道にたまり、つかえたり、逆流したりします。
なぜ放っておくと危険?
食道がどんどん広がって、症状が悪化します
夜、逆流してむせたり、誤嚥性肺炎の原因になることも
長く放置すると、食道がんのリスクが上がることもあります
検査は?
胃カメラで確認できます。
食道に食べ物がたまっている
出口(胃の入り口)が固くて開きにくい
必要に応じてバリウム検査や圧を測る検査も行います。
治療は?
症状を改善するために、出口を広げる治療をします。
薬で筋肉をゆるめる治療
バルーンで広げる内視鏡治療
筋肉を切って広げる内視鏡手術(POEM)
症状に合わせて選択します。
最近は内視鏡で治せる方法が増えていて、体への負担が少ないのが特徴です。
★メッセージ
「飲み込みにくい」「胸のあたりに食べ物が残る」
そんな症状がある方は、早めにご相談ください。
当院では、眠っている間にできる胃カメラで検査可能です。必要に応じて連携医療機関へご紹介いたします。