2026年9月27日

「最近ストレスが多いから、血便が出たのもそのせいかもしれない」
そう考える方は少なくありません。確かにストレスは消化器の症状に影響を与えることがありますが、血便そのものを直接引き起こすことは基本的にないとされています。この記事では、ストレスと消化器症状の関係、注意すべきポイントについて解説します。
ストレスが消化器に与える影響
強いストレスは自律神経のバランスを乱し、腸の動きに影響を与えることが知られています。代表的なものが過敏性腸症候群(IBS)で、下痢や便秘を繰り返す症状が特徴です。ただし、過敏性腸症候群では基本的に血便は伴わないとされています。
ストレスによる下痢と血便が重なるとき
ストレスによる下痢が続くと、排便回数が増えて肛門への負担が大きくなり、切れ痔(裂肛)などによる出血が起こることがあります。この場合、血便の直接の原因はストレスそのものではなく、それに伴う排便トラブルによる肛門の負傷です。
「ストレスのせい」と決めつける危険性
血便をストレスのせいだと考えて様子を見てしまうと、大腸ポリープ・大腸がんや炎症性腸疾患など、他の原因の発見が遅れてしまう可能性があります。ストレスは症状の一因にはなり得ますが、血便が出た場合は他の器質的な原因がないかを確認することが重要です。
こんな場合は消化器内科を受診しましょう
- 血便が繰り返し見られる
- 下痢や腹痛が長引いている
- 体重減少や強い倦怠感を伴う
- ストレスが軽減しても症状が改善しない
よしはら内科・内視鏡クリニックでの相談
「ストレスが消化器の不調に影響することはありますが、血便がある場合は『ストレスのせい』と決めつけず、一度検査で他の原因がないかを確認することをおすすめします」(吉原友篤院長)
まとめ
ストレスは腸の動きに影響を与えることがありますが、血便を直接引き起こすことは基本的にないとされています。血便が出た際は「ストレスのせい」と自己判断せず、消化器内科で他の原因がないかを確認しましょう。
監修者プロフィール
吉原友篤(よしはら・ともあつ)
よしはら内科・内視鏡クリニック 院長
内視鏡専門医/消化器内科専門医/麻酔科標榜医

